当時、車内には乗客と乗員合わせておよそ60人がいましたが、けが人はいないということで、バスでの振り替え輸送を行っています。
衝突した現場では、50センチほどの雪が降り積もっていて、作業員10人余りが線路上の雪かきなどをしていました。
乗客は列車から降りて数百メートルほど歩き、JRが用意した2台の大型バスに乗り込んでいきました。
列車に乗っていた男性の乗客は「木と衝突したときは大きな音がして、照明が消えましたがパニックにはなりませんでした」と話していました。
別の男性の乗客は「後ろの車両にいましたが、大きな音がしたあと、電光掲示板の表示が消えました。事故のあと、車内にとどまっているときに寒いと訴えている人もいました」と話していました。
事故と停電の影響で、JR仙山線は仙台市の愛子駅から山形市の山形駅の間の上下線で運転を見合わせています。
JRによりますと、降り積もった雪の重みで倒木が起き、送電線に接触したとみられるということです。