日本は1次リーグの第2戦で優勝候補の一角のアイルランドから歴史的勝利をあげるなどここまで2連勝で、5日夜の第3戦でサモアと対戦します。
試合が行われる愛知県の豊田スタジアムでは、日本代表の「桜のジャージ」を着たファンの姿が多く見られ、試合開始の4時間以上前から入場を待つ列ができるなど盛り上がっています。
日本は、サモア戦で先発に復帰するキャプテンのリーチ マイケル選手の負担を減らすため、試合中にレフェリーとのやり取りなどを行うゲームキャプテンは、ピーター・ラブスカフニ選手が務めます。
また、今後の戦いを見据えて、選手層に厚みを持たせようとスクラムの要、フッカーに今大会初先発となる坂手淳史選手を起用し、こうした作戦がいかに機能するかがポイントになります。
また、サモアは世界ランキング15位と日本の8位より下ですが、強じんな肉体やスピードを強みとする選手がそろい、対戦成績では日本が4勝11敗とリードされています。
日本としてはアイルランド戦で見せたようなチーム一体となった粘り強い守備や素早い攻撃を試合を通して貫けるかが、勝負の鍵になります。
日本対サモアは、今夜7時半、試合開始です。
勝利の替え歌“ビクトリーロード”を合唱
日本代表がサモアと対戦する豊田市の試合会場では、集まったファンたちが日本代表が勝利したときなどに歌う、替え歌を合唱して盛り上がっています。
日本代表は、試合に勝利したときなどに、アニメーション映画『耳をすませば』の主題歌である『カントリーロード』の歌詞を替えた歌『ビクトリーロード』をロッカールームなどで歌っています。
この歌は、大会直前にワールドカップの代表から外れたヤマハ発動機の山本幸輝選手がチームの一体感を高めようと発案したもので、歌詞は日本代表の歩みを表現し、
“ビクトリーロード この道 ずっと ゆけば 最後は 笑える日が 来るのさ ビクトリーロード”となっています。
山本選手はみずからのツイッターで「ビクトリーロード。思いは一つ。」「みんなで歌いましょう」などとサモア戦が行われる豊田スタジアムでこの歌を歌って盛り上げようと呼びかけていて、試合前の会場の周りでは、日本代表のジャージを着たファンたちが集まって「ビクトリーロード」を合唱していました。
豊田市の48歳の男性は「歌詞からはチームが1つになることへの思いが伝わる。ファンも1つになる必要があると感じていて、もっともっとこの歌が広がってほしい」と話していました。