宮崎選手は決勝で実業団の仁平菜月選手と対戦し、持ち味のレシーブ力を生かして長いラリーで得点するなど粘り強いプレーで、第1ゲームを21対18、第2ゲームを21対14で奪ってゲームカウント2対0のストレートで勝ちました。
宮崎選手は大阪府出身の18歳。山口県の柳井商工高校の3年生です。
最初は卓球をしていましたが、走ることが得意だったことからテニスを勧められたということです。
しかし、筋力がなかったため、「テニスと卓球の間を取った」という理由でバドミントンを始めました。
おととし、ジュニアの世界選手権で優勝し、ことしはシニアの国際大会で準優勝するなど世界の舞台でも頭角を現しています。
決勝のあと宮崎選手は「すごく長いラリーがあったし、緊張や疲労もあったが、相手よりも我慢強く戦えてよかった」と試合を振り返りました。
そのうえで、世界選手権で2連覇した山口選手やリオデジャネイロオリンピックの銅メダリスト、奥原希望選手と同じ高校生で優勝したことについては「憧れの選手なので、同じ結果を残すことができてうれしい。夢はオリンピックで金メダルを取ること」と話していました。
また、今後の冬休みの過ごし方を聞かれると「ディズニーランドに行く」と笑顔を見せ、高校生らしい一面ものぞかせました。
男子S 田中湧士 3年ぶり2回目の優勝
男子シングルスは田中湧士選手が同じ実業団チームの武井凜生選手に2対0のストレート勝ちで、3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
男子ダブルスは、山下恭平選手と緑川大輝選手のペアが霜上雄一選手と野村拓海選手のペアに2対0のストレートで勝って初優勝です。
混合ダブルスは、柴田一樹選手と篠谷菜留選手のペアが、西大輝選手と佐藤灯選手のペアの第2ゲーム途中での棄権で初優勝しました。