アメリカ財務省は、
中国政府が
支援するハッカー
組織から、サイバー
攻撃を
受けたとみられると
明らかにしました。
中国系ハッカー
集団をめぐっては、
大統領選挙中に
トランプ次期大統領を
標的にしていたとも
伝えられていて、サイバー
攻撃をめぐり
米中の
対立が
深まる可能性もあります。
アメリカのメディアによりますと財務省は30日、議会にあてた書簡の中で、財務省の一部のシステムが、外部からサイバー攻撃を受けたと明らかにしました。
外部からの不正アクセスが可能になった文書は機密文書ではないとしていますが、財務省は中国政府が支援するハッカー組織による「重大事案」とみて、FBI=連邦捜査局などとともに影響などについて調べているということです。
中国系ハッカー集団をめぐっては2024年10月、アメリカ大統領選挙の期間中に、トランプ次期大統領の携帯電話に侵入しようとしていたとも伝えられています。
トランプ次期政権で安全保障政策を担当する大統領補佐官に起用されるウォルツ氏は今月、CBSテレビのインタビューで中国を念頭に「われわれのデータを盗み、スパイ活動を続ける国家などにより高い代償や結果を負わせるべきだ」などと警告し、厳しく臨む必要があると強調しました。
ウォルツ氏は対中強硬派として知られ、トランプ次期政権下でサイバー攻撃をめぐり、米中の対立が深まる可能性もあります。