前線と
湿った
空気の
影響で、
西日本から
東北にかけての
各地で
大気の
状態が
不安定になり、
岐阜県と
山梨県では1
時間に100
ミリ以上の
猛烈な
雨が
降ったとみられ、
気象庁は
記録的短時間大雨情報を
発表しました。
大気の
不安定な
状態は22
日、
明け方にかけて
続く見込みで、
気象庁は
急な
激しい雷雨などに
十分注意するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと21
日は、
西日本と
東日本の
各地で
猛烈な
暑さとなり、
日中の
最高気温は
宮崎市で36.6
度、
岐阜県多治見市と
高知県四万十市西土佐で36.2
度、
京都市で36.1
度まで
上がりました。
一方、前線や湿った空気の影響で、気温が上がった午後からは各地で大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
いずれもレーダーによる解析で、午後6時までの1時間に岐阜県の瑞浪市付近でおよそ110ミリ、午後7時までの1時間に山梨市三富付近でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は、相次いで「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
また、午後7時までの1時間に長野県南木曽町で58.5ミリの非常に激しい雨が降ったほか、京都府綾部市の睦寄で39ミリ、大分県日田市の椿ヶ鼻で33ミリの激しい雨が降りました。
これまでに降った雨で土砂災害の危険性が非常に高まり、山梨県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
大気の不安定な状態が続くため、西日本から東北にかけての各地で、22日明け方にかけて、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、それに落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。