地球上に生息しているアリの個体数は2京匹とする推計が、19日の米科学アカデミー紀要に発表されました。2京は1兆の2万倍に相当し、これまでの推計の2~20倍に上ります。
論文共同筆頭筆者のドイツ・ビュルツブルクの研究者は20日、「アリの数の多さに驚いた」とCNNに語りました。
「これまで科学文献に掲載されていた数字は、基本的には経験に基づく推測であり、実験によって得られたデータはほとんどなかった」「そこに我々の研究の新しさがある。我々は数多くの実験に基づく研究からデータをまとめた」としています。
これまでの推計では、地球上のアリの数は1000兆匹~1京匹とされ、地球上の昆虫の個体数の約1%を占めるとされていました。