JLPT N2 – Reading Exercise 40

#173

人を不愉快な気持ちにさせないように、反論もせず、自分の不快な気持ちも伝えないで黙っていると、相手はあなたを理解するチャンスを失い、互いに自分らしくつきあうことができなくなるでしょう。

もちろん、相手も自分の気持ちや考えを表現してよいので、そこで葛藤が起こることもあります。

ただ、葛藤や違いが明らかになることを避けて、親、上司、先生に意見を言わなかったり、支援を頼めなかったりすると、その場は何事もなく進むかもしれませんが、誤解のうえに人間関係がつくられていくことになります。

(平木典子『アサーション入門-自分も相手も大切にする自己表現法』による)

Vocabulary (20)
Try It Out!
1
人間関係について、筆者が言いたいことは何か。
1. 人を不愉快にさせないような表現をするべきだ。
2. 相手の気持ちを理解しなくてはならない。
3. 自分の気持ちをきちんと伝えるべきだ。
4. 不満があっても我慢したほうがいい。