JLPT N2 – Reading Exercise 42

#175



皆さんはどのように服を選んでいますか。ファッション雑誌などを参考に、はやっているものを買うという方も多いのではないかと思います。でも、そうして選んだ服は本当に自分に似合っていますか。

自分の性格や年齢、体型、つまり自分自身の個性に合った服、それが「似合う服」です。世の中に自分と全く同じ人間はいないのですから、似合う服も人それぞれです。それなのに、ファッション雑誌のまねばかりをしていると、自分らしさと服との間にギャップが生まれてしまいます。自分自身をしっかり見つめること、そして自分に合った服を選ぶことが大切です。



スーツを着ると気持ちが引き締まったり、明るい色の服を着ると心がうきうきしたりという経験をしたことはないだろうか。私は、服は着る人の気持ちに影響を与えると考えている。大げさだと思われるかもしれないが、服によって人生さえも変わると思っている。服が気持ちに影響を与え、気持ちが行動に影響を与えるからだ。

しかし、周囲に聞いてみると、はやっているからという理由だけで服を選んでいる人も多いようだ。私は、これはとても残念なことだと思う。みんな、もっと積極的に服の力を利用したほうがいい。服を買うときには、まずどんな自分になりたいのかをイメージして、そのイメージに合った服を選ぶのだ。なりたい自分になることを、服が応援してくれるはずだ。

Vocabulary (31)
Try It Out!
1
はやっているという理由で服を選ぶことについて、AとBはどのように考えているか。
1. AもBも、賛成している。
2. AもBも、反対している。
3. Aは賛成しているが、Bは反対している。
4. Aは反対しているが、Bは賛成している。
2
服の選び方について、AとBはどのように述べているか。
1. Aは自分らしさを表現できるものを選ぶといいと述べ、Bは気持ちの明るくなるものを選ぶといいと述べている。
2. Aは他の人とは異なるものを選ぶといいと述べ、Bは行動的になれるものを選ぶといいと述べている。
3. Aは自分の個性に合ったものを選ぶといいと述べ、Bはなりたい自分をイメージして選ぶといいと述べている。
4. Aは周囲によい印象を与えるものを選ぶといいと述べ、Bは自分のイメージに合っているかを考えて選ぶといいと述べている。