ロシアのプーチン大統領は、日本時間の19日午後6時から、首都モスクワのクレムリン近くで、外国のメディアも招く年末の記者会見と、各地の住民などからの質問にオンラインで答えるイベントを行います。
プーチン大統領が長時間にわたって対応する毎年恒例のこれらのイベントは、ウクライナへの軍事侵攻を開始したおととしは見送られましたが、去年から再開されました。
国営テレビは、これらのイベントを生放送する予定で、これまでに国民から電話やSNSなどで200万件以上の質問が寄せられたと伝えています。
プーチン大統領への質問では「特別軍事作戦はいつ終わるのか」が最も多かったと、独立系の世論調査機関が明らかにしています。
来年2月で開始から3年となるウクライナへの軍事侵攻や、来年1月に発足するアメリカのトランプ次期政権との関係をめぐる発言が焦点となります。
また、ロシアが支援してきたシリアのアサド政権が崩壊したことについてプーチン大統領は、これまでに公式な見解を示していないことからシリア情勢をめぐる発言も注目されます。