トラフグは、福岡県や山口県など日本の西のほうでとれる高級な魚です。福島県では2018年まで、1年に1t以上とれることがありませんでした。しかし、2019年から増え始めて、2021年は27.8tとれました。3年で10倍ぐらい増えています。
福島県の水産資源研究所は、来月からトラフグを育てる試験を行います。冬の福島県の海と同じぐらいの温度の水の中でトラフグを育てて、何度まで元気でいることができるかを調べます。普通は5月ごろに卵を産むトラフグが、いつ卵を産むかも調べます。
試験は、来年の夏まで続ける予定です。水産資源研究所は、福島県の近くでたくさんとれている理由を調べたいと話しています。