国連のWFPのビーズリー事務局長が12日、NHKのインタビューに答えました。
ビーズリーさんは「国と国の戦いや、地球の温暖化などが原因で、いま世界では食べ物が足りません。ウクライナから小麦などが輸出できない問題もあります。来年は雨が降らなかったり肥料が足りなかったりして、畑で食べ物を作ることが難しくなると思います。このため、アフリカやアジアなどで3億人以上が食べ物がなくて困りそうです」と言いました。
ビーズリーさんは「いま、自分の国の食べ物が足りなくなることを心配して、26の国が食べ物の輸出をやめています。世界の人が困らないように、輸出をしてください」と言いました。
そして「日本は、畑で十分に水を使うことができるようにする技術や、お金を出すことで協力してください」と言いました。