学校法人「
加計学園」の
獣医学部新設をめぐり、
萩生田官房副長官が
文部科学省の
局長と
面会した
際の
発言をまとめたとされる
文書が
見つかったことを
受けて、
民進党など
野党4党は、
憲法の
規定に
基づいて
臨時国会の
召集を
求めることを
検討するなど
攻勢を
強めています。
学校法人「
加計学園」の
獣医学部の
新設をめぐって、
松野文部科学大臣は
20日、
萩生田官房副長官が
文部科学省の
局長と
面会し
官邸や
内閣府の
考えを
伝えた
際の
発言をまとめたとされる
文書が
見つかったことを
明らかにしましたが、
萩生田副長官は「
不正確なものが
外部に
流出したことに
強い
憤りを
感じる」などとしたコメントを
発表しました。
これを受けて、民進党や共産党など野党4党は国会審議を通じて真相を究明すべきだとして、自民党に対し安倍総理大臣も出席して衆議院予算委員会の閉会中審査を行うことなどを求めました。
野党4党は与党側が閉会中審査に応じないのであれば、衆議院か参議院のいずれかで議員の4分の1以上の要求があれば内閣は召集を決定しなければならないとする憲法53条の規定に基づき、臨時国会の召集を求めることも検討するなど攻勢を強めていて、22日にも幹事長・書記局長が会談し対応を協議することにしています。
これに対し、与党側はこれまでの国会論戦ですでに論点は出尽くしているとして、現時点では閉会中審査などには応じられないとしています。
こうした中、与党内からは、23日に告示される東京都議会議員選挙への影響を懸念する声も出ていて、獣医学部新設の手続きにかしが無いことを引き続き丁寧に説明していく方針です。