東京 池袋の繁華街では先月中旬からコインパーキングにテントを設けて臨時の検査所が設置されています。
検査に訪れるのは主に20代から60代までの幅広い世代で、地元住民に加えて、周辺の飲食店を訪れる前に立ち寄る人が多いということです。
この検査所では最大1日で100件ほどの検査ができますが、開始以降、1日40件前後にとどまり、最近は減少傾向にあるということです。
週末の22日夕方には、スタッフが通りかかった人たちに対してチラシを配って検査を受けるよう呼びかけていました。
検査を受けた20代の男性は「去年までは予約したりお金がかかったりしていたので助かります」と話していました。
20代の女性は「大型連休で実家に帰省するので検査に来ました。以前はPCR検査はハードルが高いイメージでしたが、無料でいろいろなところで受けられるのは安心できます」と話していました。
検査所を運営するブレインクリニックの河村建良さんは「検査に来る人はだんだん少なくなっていて、検査を始めた3月のほうが多いと感じます。繁華街で行い、無料なので、気軽に幅広い年齢層の方に受けていただきたい」と話しています。
東京 新橋の駅前にあるカラオケ店では、店の隣の空き店舗に無料の検査所を設置しています。
仕事帰りや買い物帰りに立ち寄って検査を受ける人が多く、およそ8割は30代から50代の働く世代だということです。
検査所を設置した2月以降、検査数は多い時には1日50件くらいでしたが、感染が収まるにしたがって減り、最近は検査にも余裕が出ているということです。
検査所を運営するB&Vの荒井兼一営業推進本部長は「カラオケに来るとコロナに感染しやすいというイメージが世の中に定着している。PCR検査をやっていますということで、少しでもイメージの払拭(ふっしょく)につなげていきたい」と話していました。